『氷都物語』 第13話 鮫角灯台
灯台下暗し
灯台に纏わる諺、慣用句を探して見ましたが、
これしか見つかりませんでした。
どうも、
お☀️の🍣➖🍚の🐟の
ディレクトールのかいるです。
9月某日。
ワタクシは、「鮫角灯台」に行って参りました。
丁度、一般開放日でしたので。
シーガルビューホテルの駐車場に車を停めて、歩きます。
少し歩きますと、突き当たりにぶつかりまして、左に折れて下さいと看板に書いてあります。
その通りに曲がって見ましたならば、
まだまだ歩きます。
生い茂る木が木陰を作りまして、トトロのお話に出てくる散歩道の様です。
道は舗装されておりませんので、砂利道です。
ジブリが大好きなディレクトールはこの様な道をみると、ワクワク致します。
只、もう大人だなぁと思ってしまったのが、
今日は晴れていて良かった。と、思ってしまったところです。
何故なら、雨の日は道がぬかるんで泥んこになってしまうわ。と、考えてしまいました。
子どもの頃なら、泥んこ道もイベントでしたのに。
さて、そんな事を思いながらも、どんぐりが落ちていないか探しながら、テコトコ歩いて行きますと、
見えて参りました。
おぉ、白亜の灯台だわ。
此処で少し、鮫角灯台の説明を致しましょう。
初めて点灯されたのは
昭和12年2月16日でございます。
(八戸市民の皆様ならお分かり頂けると思うのですが、郷土芸能の「えんぶり」のお通りの前日でございますね)
☆ えんぶりとは、国指定重要無形民俗文化財に指定されている、2月17日から2月20日まで行われている、お祭りです。
ざっくり言いますと、烏帽子(えぼし)を被った太夫(たゆう)が豊年を祈願して舞います。
そして、16日は夜遅くに長者山新羅神社に皆様集まっております。
神社に奉納の舞をした順番で、お通りの順番が決まるのです。
勿論、ワタクシはまだ生まれてはいませんが、何やら感慨深いものを感じます。
位置としましては、
北緯40度32分24秒
東経141度34分34秒 です。
構造は、
白色塔型鉄筋コンクリート造りでございます。
等級及び灯質は、
第4号 単閃白光(毎8秒に1閃光)です。
何のことやらサッパリです。
光度は、
100,000 カンデラ です。
何のこっちゃ。
・・・失礼しました。
よくわからないので調べてみました。
カンデラとは光度の単位で、ルクス✖︎距離の二乗から求めることが出来ます。
カンデラの語源はキャンドル🕯から来ているんですね。
1カンデラは1キャンドル、つまり、ロウソク1本の明るさだという事。
因みにルクスは、1カンデラの光源から1メートル離れた所の照度の事です。
成る程、分かったような分からないような。
光逹距離は、
19.5海里(約36キロメートル)
ようやく知っている言葉が出て来ました。
(キロメートルの方です)
高さは
地上から頂部 23メートル
水面上から灯火 58メートル
水面から50メートル走とちょっと走る位の高さという事ですね。
さて、辺りを見回してみますと、ボーイスカウト、ガールスカウトの制服を着た小学校低学年位の子ども達が、元気に遊んでおります。
他所様のお子様達なので、撮影は控えましたが微笑ましい光景でした。
ではディレクトールも中に入ってみませう。
直ぐに階段です。
登ってみませう。
中々に狭いです。
大人と大人がようやくすれ違える幅でございます。
途中に展示室がありました。
第5等フレネルレンズ でございます。
こちらは、昭和62年から白糠灯台(下北郡東通村物崎)で、実際に使われていたもので、
小さな電球💡の光を約25キロメートル沖合まで、届ける事が出来たそうです。
白糠灯台は、平成26年11月26日にLED灯器へ変更されました。
第5等って何だろう❓
兎にも角にも、25メートル沖合まで光が届くのはわかりましたから、良しとしましょう。
ディレクトールの良くも悪くもの特徴☝🏻
それは、分からない事を分からないままにしておける勇気❗️
(ディレクトールがパンドラなら、世界には今、季節はない)
更に上へと登って行きませう。
段々と階段が狭くなって行きます。
頂上部は、頭が階段にぶつかるので、登頂の際には皆様お気をつけ下さいませ。
さぁ、眺めを見ましょう。
心地の良い風が通り過ぎます。
潮の匂いが、あぁ港町。
以前の回で紹介した、葦毛崎展望台があんなに小さく見えます。
ディレクトールは高所恐怖症という訳ではないのですが、この日は、手すりから下を覗きましたならば、足がすくんでしまいました。
高さを実感するためのお写真が撮れなくて申し訳ありません。
作業室の様です。
ここで少し休んでから降りました。
最後に灯台守のうみまる君と記念撮影。
八戸市に住んでいても、まだ行ったことのない場所や、知らない事があります。
鮫角灯台は、平成25年の「三陸復興国立公園」に指定され、「種差海岸」と共に多くの観光客の方に愛され、また、訪れてくれている場所となっております。
実は、灯台が出来た頃から多くの方々がおいで下さっているようです。
昭和15年発行の「灯台局報」によれば、昭和14年における全国192の主要灯台の参観者数で、誕生間もない灯台として3390名で、全国16位に入りました。
当時、東北、北海道地方では1位だったのです。
ディレクトールは、恥ずかしながら知りませんでした。
此れからも少しづつお届け出来ればと、また、多くの方々に愛される地方になって行ければなぁと思っております。
それではまた。良い一日を。。