『氷都物語』 第2話 青森県の八戸市
二度目まして。
こんにちわ。
ディレクトールのかいるです。
八戸市(はちのへし)は
氷都八戸(ひょうとはちのへ)と言われております。
八戸市出身のワタクシ。
他県に行きました時に、
「何処の出身ですか?」と、問われると
それは、何故か。
皆さん、青森県というととっても凄い降雪量があると思っていませんか?
ところが、八戸市は太平洋岸に面した港町なので、実は降雪量は少ないのです。
雪は降りますよ。もちろん。そして、寒いのは寒いです。なんせ緯度が高い。
ただ、どちらかというと、雪が多くて大変といよりは、道路が凍って大変なのです。
太平洋側は気候が良いので、冬でも天気の良い日が多いのです。
故に、
雪が降ります。
↓
お日様が高く登ります。
↓
雪が溶けます。
↓
道路が濡れます。
↓
夜になると氷点下になるので、解けた雪が凍ります。
の流れです。
なので昔は、車のタイヤがスパイクタイヤでした。
陸上のスパイクシューズの様に、タイヤにスパイクが付いているのです。
子供の頃、父親が運転する車のタイヤが、めちゃめちゃカッコ良いなぁと思ったものでした。
今は、アスファルトの道路が削れるという理由から、スパイクタイヤは廃止になり、スタッドレスタイヤを使っています。
ワタクシが運転免許を取得した時には、もうスタッドレスタイヤでしたから、スパイクタイヤの威力を知りませんが、
父親の世代はスパイクタイヤ経験者でしたから、使用タイヤの変更の時には苦労があった様です。
八戸市でも、その年は冬の車の事故が多くなったんだとか。
大変でしたね。
と、いうわけで氷都八戸は氷の都なのです。
ワタクシのブログの名前も其処から来ています。
道路が凍るのです。道路の上で解けた雪が凍るのです。
そして、
土も凍ります。正確には土に含まれる水分が凍るのです。
水分は凍ると体積が増えるので、
冬に学校へ行くために、玄関を開けてお外に出た時、土が盛り上がっています。
それを見ると、
「あ、冬が来た」
と思ったものでした。
因みにその状態を、『霜が降りる』と、言います。
と、この様に雪が降って冬が来たのではなくて、霜が降りると冬が来たと感じるのです。
11月の後半に入ると、霜が降りるようになるかな。
あ、因みにクリスマスは大体ホワイトクリスマスです。
大体その辺りが初雪です。
他県に行って、青森県の方を先に言うと、
雪が大変でしょうと言われます。
それは、津軽地方の方なのです。
八戸は、南部地方です。太平洋気候により海風がやって来ます。
道路が凍るのです。
雪よりアイスバーンの方が心配な氷都八戸の民です。
故に、八戸市の方をどうしても先に言いたくなるのです。
そうすると、後に説明する時に
「あ、青森でもね、八戸市はね‥‥」
と、話が滞りなく進むのです。
これをご覧になった皆様、八戸市出身の方に出会ったならば、
「道路が凍るんだってね」
と、言ってあげて下さい。
きっとその後、話が盛り上がる事でございましょう。
良く言えば「奥ゆかしい」
悪く言えば「引っ込み思案」
な八戸の人と仲良くなれる事間違いなしでございます。
文中にちらっと出てきた津軽と南部の違い(文化、風習、言語など)は、またの機会にお話しできればと思っております。
それでは、明日も良い一日を。。